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時計

うちの時計は僕の部屋以外十分ほど進んでいます。

遅刻するのがなによりも嫌いな母の趣味なんですよね。

例えば八時に出発しなくちゃいけないときに、時間が進んでいる時計を見て
「やばい!もうこんな時間!」とあわてて出発すると、本当は十分も余裕があった!と得した気分になるらしいです。

母お得意の「自分騙し」です。

僕はできるだけ正確な時間に時計を合わせておいたり、「この時計は十分進んでいるからそれを計算に入れて考えなければ…」とか余計なことを考えて「自分騙し」ができないんですよね。

母の「自分騙し」の凄いことは、本当に時間をずらしていることを忘れることができることです。

僕なんかは、進んでいる時計にはなんどか騙されて「ちくしょう!今度は騙されんぞ」と息巻いて、時計がずれていることを決して忘れないようにするのですが、母は忘れます。

「客観的な事実」より「自分に都合のいい事実」を積極的に選択するシステム。楽しく生きていくには羨ましい機能です。



| 日記 | 23時20分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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